予防歯科(定期健診)
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まずは虫歯にならないために
歯、お口の健康を保つうえで大切なことは、そもそも虫歯、歯周病にならない、なっても早いうちに早期治療をすることです。早期治療ができれば、歯を削るなど負担の大きな治療も必要ありません。歯の病気は、日本人のほぼすべての人が一度は患うといわれています。毎日の歯磨きに加え、定期健診により「悪くなる前に見つける」こと、「悪くならないように予防する」ことを目指します。
治療内容
予防歯科では、日々のケアと、定期的な検診とプロによるクリーニングが重要です。歯磨きなど、日々のケアが重要なことは言うまでもありませんが、お口の中には歯ブラシが届きにくいところもあります。そうした部分を数ヶ月に一度、プロがクリーニングし、フッ素塗布などにより予防します。症状がでる前の小さな虫歯やお口の異常も、定期健診で早期治療。日々の歯磨き指導もお任せください。
虫歯
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一度削った歯は元に戻りません、
とにかく早めの治療を虫歯は、「細菌によって歯が溶かされる病気」です。歯周病と並ぶお口の二大疾患で、歯を失う原因にもなります。虫歯はその進行度によってC0(虫歯ではない状態)からC1、C2、C3、C4に分けられます。C3、C4になると、歯の神経を取り除いたり、抜歯してインプラントや入れ歯(義歯)で補う必要があります。そうなる前に治療することが非常に重要です。
治療内容
虫歯の治療法は、程度によって「再石灰化を促し経過観察」「削って詰める・被せる」「抜歯など」に分かれます。初期の場合は、歯を削らずフッ素塗布やクリーニングで対処します。C1~C2の中度の虫歯においては、虫歯を削り「インレー(詰め物)」や「クラウン(被せ物)」で保護します。C3以上の重度、末期の虫歯になると、神経を取り除いたり、抜歯を行い、インプラントや入れ歯(義歯)による治療が必要になります。削ったり抜いたりした歯は二度と元に戻りません。初期の虫歯は自覚症状がないため、定期健診による早期発見が非常に重要です。
歯周病
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歯を失う最大の原因、
一本でも多く自分の歯を残すために歯周病は日本人が歯を失う原因の1位といわれています。そして、成人の8割がかかっているといわれているにもかかわらず、痛みなどの自覚症状がないため、気付かないうちに進行していることが多い病気です。また、歯周病は重症化すると糖尿病や心疾患の原因になることもあります。「歯周病は人類史上最も感染者数の多い感染症」とギネスブックに載っているほどの病気なので、まずは検査してください。
治療内容
歯周病治療でまず行うのが、歯茎の検査です。最初の自覚症状は「冷たいものやお湯が染みる」「歯茎の色が変わってきた」など小さなものですが、「硬いものを咬むと違和感がある」「口臭が気になる」といった症状に発展します。初期~中期の歯周病は、スケーリングやSRPという歯石を取り除く処置を行います。定期的な歯石除去と歯磨きである程度は改善されますが、症状が進行するとフラップ手術と呼ばれる歯茎の切開手術が必要になることもあります。
小児歯科
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歯の健康は乳歯から
小児歯科では、永久歯になる前の乳歯の治療を行います。乳歯は永久歯に比べて柔らかく、虫歯になりやすく進行も早いという特徴があります。生え変わるから大丈夫、というのは間違いで、乳歯の虫歯は永久歯の歯並びやあごの発達に悪影響があります。乳歯は、永久歯に生え変わるための重要な役割があります。
治療内容
小児歯科は、乳歯が生え始める生後6ヶ月ごろ、それから2歳ごろに乳歯が生え揃うまで、永久歯に生え変わるまでで治療方法が異なります。生えてきた乳歯はその時点で虫歯になる可能性があるので、歯磨きなど適切なお口のケアが大切です。乳歯の虫歯に対しても、通常の歯と同じく、フッ素塗布や削って詰め物をしたり、場合によっては被せ物をすることもあります。永久歯より虫歯の進行が速いため、症状に気づく前に定期健診などで発見できるようにしましょう。当院では、小学校卒業までのお子様にフッ素塗布を無料で行っております。
入れ歯(義歯)
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失った歯を取り戻す
一度失った歯は二度と元に戻りません。歯を失った後の治療には、ブリッジやインプラントなど様々な方法がありますが、入れ歯(義歯)は最もリーズナブルで、短い治療期間で歯を取り戻すことができます。インプラントは高額だからという理由で入れ歯を選択する患者様もいらっしゃいますが、入れ歯のほうが適切な場合もあります。お口の状態をしっかり把握し、ご自身にあった治療を選択することが重要なので、ぜひ一度ご相談ください。
治療内容
患者様のお口に合った精密な入れ歯(義歯)を作ることが非常に重要です。そのため当院では型取りと噛み合わせの確認を入念に行い、最適な入れ歯をご案内いたします。すでに入れ歯を利用されている方の中には、合わない、違和感があると感じている方も少なくないと思います。入れ歯はお口に合ったものを作成することと、日々のお手入れが重要です。入れ歯のご相談、調整などなんでもご相談ください。
ホワイトニング
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歯本来の白さを取り戻す
ホワイトニングは、食事や喫煙などにより着色・変色した歯に専用の薬剤を塗布し、漂白・分解する治療法です。歯を削ったり溶かしたりする心配がないため、安心して治療を受けて頂くことができます。ホワイトニングの効果には個人差があり、効果も永続的ではありません。ホワイトニング後は白さを維持するための定期的なメンテナンスを行いましょう。
治療内容
ホームホワイトニング、オフィスホワイトニング、デュアルホワイトニングの3種類の治療があり、種類によって治療方法が異なります。当院へ通い治療頂くオフィスホワイトニングは、従来より1.5倍の効果が見込める薬剤を使用し、過度な加熱のない照射器を使用しています。歯の状況や目標とする白さによって治療方法が変わりますので、ぜひご相談下さい。
インプラント
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元の歯と同じ感覚で、美しく
インプラントは、人工歯根を使って歯の欠損を補う治療です。顎骨にインプラントを埋め込み、セラミックなどで作製した人工歯を取り付け、天然歯に近い見た目と噛み心地を再現します。インプラントは骨を一体化して固定されるため、天然の歯と同じ感覚で噛む(かむ)ことができます。インプラントは「第二の永久歯」とよばれ、今の入れ歯(義歯)が合わない、しっかり噛んで食事がしたい、美しく見せたいといった悩みに答えることができます。
治療内容
インプラントには手術が必要となります。基本的に、手術のための入院などは必要ありませんが、手術のための診療、ヒアリングに加え、術後の経過観察のため4~6ヶ月の通院が必要になります。当院では、3次元的な画像解析ができる歯科用CT設備を完備し、より正確な診断を行ったうえで、適切なインプラントをご案内します。
矯正歯科
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美しさだけでなく健康も
矯正歯科では、不正咬合とよばれる歯並びの乱れや噛み合わせのズレなどを、患者様に合った矯正装置を使って改善していきます。歯並びや噛み(かみ)合わせを解決すると、清潔感のある口元が得られ、笑顔にも自信が持てます。また、見た目だけではなく、噛む(かむ)力が向上し、食事が楽しくなり、胃腸への負担を減らすこともできます。歯並びが良いと歯磨きの磨き残しも少なくなり、虫歯や歯周病の予防にも繋がります。
治療内容
きれいな歯並びは見た目と健康の両方から非常に価値があります。当院では、患者様と相談し、しっかり検査したうえで最善の治療方法をご案内いたします。矯正器具の見た目が気になるという方には、気付かれにくいマウスピース型の矯正装置を使ったインビザライン治療もご案内します。インビザラインであれば、矯正治療中も笑顔を見せることができます。
口腔外科
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お口にかかわるあらゆる疾患に対応します
口腔外科は歯の疾患から口腔がんまで、お口の中に発生する様々な疾患に対応します。交通事故やスポーツでできた外傷や顎変形症といった外科的疾患、口腔粘膜疾患や口臭症などの内科的疾患も治療します。お口は消化器官の入り口であり、外界に触れるデリケートな部分です。虫歯や歯周病だけでなく、お口全体の診療・治療はぜひ当院にご相談ください。
治療内容
お口だけの専門家では、お口のトラブルに対処しきれません。お口は全身の一部として、全体的な診療・治療が必要です。当院の口腔外科では、唾液検査によるお口の疾患の早期発見や、親知らずの抜歯、お口の中の腫瘍やできもの、様々な炎症や外傷の治療を行います。口腔のケガや病気に対する適切で安全な治療はもちろん、口腔内カメラ等でお口の中の現状を知っていただきながら診療を進めていきます。
口臭外来
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口臭の悩みはプロに相談してください
近年、口臭に悩まれる方が増えてきています。口臭の原因には、年齢や空腹、緊張性のものなど、生理的な口臭と、消化器官や呼吸器の疾患、糖尿病や虫歯、歯周病などによる病的口臭があります。原因により治療方法は異なりますが、原因を知るためにもまずはご相談ください。
治療内容
当院では口臭外来(ほんだ式口臭治療)を行っております。ほんだ式口臭治療というのは、日本の口臭治療の第一人者とも言える本田俊一先生が確立させた口臭治療法のことで、口臭でお悩みの患者様の生活習慣を調べることから始まり、あらゆる問題点を「患者様と一緒に理解して、解決していく」治療方法です。口臭の原因は、歯周病や虫歯などのお口の病気かもしれません。ぜひ一度、ご相談ください。
※現在は簡単な検査(口臭ライトコース 5,000円)のみとなります。口臭ライトコースの申し込みは電話にてお願いします。初診での検査は行っておりません。ほんだ式口臭治療希望の方は関連病院に紹介させていただきます。
咬筋ボツリヌス治療
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食いしばりや歯ぎしりにお困りの方に
咬筋(こうきん)ボツリヌス治療は、ボツリヌス菌から抽出されるタンパク質の一種を、「咬筋(こうきん)」と呼ばれる顔のエラにある筋肉に注入する治療です。咬筋(こうきん)は咀嚼をする時に使われる筋肉で、そこに注射をすることで筋肉の緊張がほぐれ、食いしばりや歯ぎしりなどの症状の緩和が見込めます。ボツリヌス菌そのものを注射するわけではないので、菌に感染する危険性はありません。食いしばりや歯ぎしり、それに伴う頭痛や肩こりにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
治療内容
筋肉の動きを確認するため、力を入れた状態を確認しながら、咬筋(こうきん)へ適量ずつ注射をしていきます。通常麻酔なしで行います。痛みの感じ方は個人差がありますが、強い痛みは感じません。
※ご不安な場合は診察時にご相談下さい。