思春期になると黄体化ホルモンと卵胞刺激ホルモンが分泌されます。これらのホルモンによってプロゲステロンとエストロゲンという女性ホルモンの分泌が始まります。
 このプロゲステロンの量が増えると歯肉の知覚が敏感になり、ちょっとした刺激に対して大きな反応が現れてくるのです。

ちょっとした刺激で大きな反応?
それって、どんな刺激で
どんなことになってしまうの?

例えば、少量のバイオフィルム(プラーク)や食べ物のカスが歯肉の縁に付着していると、それに対して著しい炎症反応が出てしまいます。そして歯肉が腫れて、出血しやすくなり、人によっては痛みを伴うこともあります。


13歳女子。歯間乳頭の部分に
独特な腫張が見られます
専門家によるプラーク・コントロール
指導と患者の協力によって改善
 このような歯肉炎は女性ホルモンとの関係が深いことから、思春期の男の子には一般的には見られません。この時期のこのような症状は、女性特有のものであり、人によっては月経の始まる3から4日前に歯肉が腫れたり出血することもあります。このような症状も女性ホルモンの量が減少するにつれて軽くなるのですが、この時期に特にお口の中を清潔に保ち、定期的なメンテナンスを受けることが大切なのです。