はじめに

女性には、男性とは異なった遺伝的背景やホルモンの違いがあるため、お口の症状にも女性特有の問題が現れることがあります。
人生の中で女性が経験するいくつかの節目ごとに身体的変化があり、その影響が歯周組織や口腔粘膜などに現れてきます。その変化や症状をそれぞれのステージごとに見ていきましょう。

歯周病ってどんな病気

歯周病とは、歯を支持している歯周組織に起こる、炎症を主な症状とする病気です。口腔内に常在する、ある特異的な細菌による混合感染と考えられており、程度の差はあるものの多くの人が歯周病にかかっています。
 バイオフィルム(プラーク)の中の歯周病原菌やその代謝産物の作用によって、歯周組織が破壊され、重症になると歯がぐらぐら動きだし、膿が出るようになり、やがて歯は抜けてしまいます。


歯周病の危険因子
局所的因子
・歯の形態
・歯周組織の形態
・咬合関係
(かみあわせや習癖)
・唾液腺の状態
(口腔乾燥症)
・口呼吸
・口腔衛生の状態 など
全身的因子
・ホルモンの分泌以上
(女性ホルモンの変化)
・喫煙・多量の飲酒
(骨吸収を早める)
・糖尿病
・ストレス
・薬剤の副作用 など
この中で女性特有の問題が、その生涯におけるホルモン分泌の変化なのです。

女性の生涯とホルモンの変動