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■ フッ素は自然界からの贈り物です

フッ素というと、何か特別なもののように思われますが、じつは原始のむかしから地球上に存在して、 人間や多くの生き物と深くかかわってきた元素です。土の中、海や川の水、大気、あらゆる植物や動物、 もちろんわたしたちの身体にも微量ですが含まれています。
このフッ素は、人体を構成する元素の中で13番目に多い元素で「歯や骨の発育に必要な元素」として認められています。 わたしたちは食べ物や、緑茶などの飲み物からこれを身体に取り入れていますが、それだけではむし歯予防に十分ではありません。 そこでいま、水道水へのフッ素添加や、フッ素洗口、フッ素入り歯磨き剤などの利用が考えられているのです。
 
私たちの身近なところにある フッ素(単位 ppm)
塩                       25.9ppm ビール                     0.8ppm
さとう                   1.7~5.6ppm にんじん                   0.5ppm
紅 茶                  0.5~1.0ppm みかん                 0.1~0.3ppm
ppmとは100万分の1の割合を表す単位。たとえば、ある物質1kg中に
1mgのフッ素が含まれている場合、その物質のフッ素濃度は1ppmとなる。



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■ フッ素は3つの働きでむし歯を予防します

フッ素は、どのようにしてむし歯を予防するのでしょうか。歯が形成される時期にフッ素が作用すると、
フッ素はエナメル質と結びついて歯を丈夫にし、酸が溶けにくい抵抗力のある歯質を作ります。
また、歯が口の中に生えてきてからは、
フッ素は細菌に作用して、むし歯の原因となる酸の生成を抑制します。
さらに最新の研究では、①と②に加えて、
フッ素が酸で溶けてしまった歯の表面、すなわち、むし歯になりかけた部分をもとに戻す。
という仕組みが明らかになってきました。
わたしたちの歯の表面では、毎日、
むし歯菌がつくる酸で歯が溶ける
↓
唾液の中のカルシウムが付着して修復される
↓
酸で歯が溶ける
↓
修復される
が繰り返されています。むし歯菌が酸を大量につくり(酸に溶ける)が優勢になると、むし歯になって歯に穴が開いてしまいます。 フッ素は、唾液中のカルシウムが歯に付着するのをサポートする力があるので、初期のむし歯をもとにもどすこと(再石灰化作用)ができるのです。



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■ 最新の研究が明らかにしたフッ素のはたらきと効果

 最近、ようやく日本でも水道水へのフッ素添加が厚生省(現・厚生労働省)により認められ、虫歯予防にはフッ素がいちばん効果的なのだ、ということが広くマスコミなどでも伝えられるようになってきました。
 けれども、まだまだなじみがない、というよりも、日常的な利用が日本では全く遅れている、というのが現状です。世界中ですでに虫歯予防の常識として使われているのに、なぜでしょうか。
 いま、歯科医療をとりまく環境は、これまでの治療中心の考え方から、予防重視の考え方へと、大きくそのスタンスを変えようとしています。これからは、歯の健康を考える際にフッ素がごく身近なものとして利用され、さらには、広く生活の中に取り入れられていくようになるでしょう。
 そこで、海外で虫歯予防の上で最も優れていると認められているフッ素について、最新の研究成果をもとに、その効果や安全性、その現状、その種類と使い方について、わかりやすく具体的に紹介しました。



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