骨粗しょう症
骨粗しょう症とは、骨の絶対量は減少しているものの、骨の形の変化を伴わない状態をいいます。40歳代中頃における女性ホルモン(エストロゲン)の分泌低下が密接に関係しており、特に臨床的に問題となるのは老人性の骨粗しょう症で、加齢とともにその発生率は増加し、女性に多く更年期以降に急増します。


骨粗しょう症と歯周病の関係については、健康な女性と骨粗しょう症の女性を比較すると、後者では歯周組織の萎縮傾向が強く見られ、歯を支持している骨の密度が低くなってしまう事がわかっています。

 骨粗しょう症と生活習慣との関わりについて調査した報告があり、その中でも最も顕著な関係が認められたのは喫煙習慣でした。
 タバコを吸わない場合を1とした場合に、1日1から14本吸う人では約2倍、15本以上吸う人では約4倍も骨粗しょう症になりやすいことが明らかになっております。

女性とタバコ
 女性の喫煙は、男性の場合よりその影響はより深刻です。とくに妊婦の喫煙は本人だけでなく、胎児の成長、発育に大きな障害となります。また、ニコチン依存症になると女性は男性よりも離脱しにくいのです。
 タバコは、全身のさまざまな病気の原因となりますが、とくに歯周病の最大最強の危険因子です。

タバコの影響により歯肉が
黒く変色し歯の表面にはタ
ールがこびりついています。
12歳からタバコを吸いはじ
めた24歳女性の口腔写真

骨粗しょう症を防ぐには
栄養のバランスのとれた食事、カルシウムの摂取
塩分やリンの過剰摂取はさける
食事は楽しい雰囲気でよく咀嚼する
喫煙者は禁煙する
日光浴をしてビタミンDの摂取をこころがける
1日8,000歩程度を目標にしたウォーキング
骨粗しょう症になるリスクを早めに発見する
(更年期を迎えたら定期的に骨量を検査する)